さぁ~、今年も恒例の年末年始乗務日記の開始だ!…と張り切ってたんやけど、風邪をひいて咳が止まらずダウン!11月上旬にインフルエンザの予防接種の解禁と同時に打った、保険がじぇんじぇん効かへん高額な注射はどないなっとんねん?責任者出てこぉ~い!
タクシー運転手になって9年目の師走は今まで一番暇な年の瀬だった。…と言うよりも売上は最初の一年目をピークにどんどんと右肩下がり。今から考えると最初の年が一番売上が多かった事になる。タクシー運転手の給料は全国的に9割以上が完全歩合制の裁量制賃金なので給料も当然に下がりっぱなしと言う事になる。はははっ!大笑い!
現在、日本国のタクシー運転手の月給は東京23区・武三地区とその周辺地域を除けば殆どの運転手が20万円を切っている。地方の都市では10万円を切る運転手がゴロゴロコいる悲惨な状態だ。酷いタクシー会社になると夜逃げ運転手に借金塗れ運転手、ホームレス運転手を専門に雇い会社の貸付金で縛り上げ、連日連夜働かせているヤクザの置屋顔負けのタクシー会社もある。
2002年のバス・タクシー業界を辛辣に総括した『‘03日本のバス・タクシー』(トラモンド社刊/http://www.tramondo.net/)の中でも、元・運輸大臣で国土交通省(旧・運輸省)の役人を電話一本で操り絶大な発言力を持つ運輸族でもある、江藤・亀井派会長の江藤隆美衆議院議員(宮崎県選出)が「私の地元は規制緩和の前でもタクシー運転手の月給は10万円程度と聞いている!」…と巻頭ロングインタビューで語っている。はははっ!これまた糞笑い!
現実に県民からソッポを向かれ、観光客を騙すのみに全力を注いできた某県のタクシー運転手の年収は200万円を切ってしまった!一部の羊頭狗肉なタクシー協会役員の変更を国土交通省から勧告されても無視したツケが今来たのである。天網恢恢疎にして漏らさず!…とはこの事である。
しかしこの『‘03日本のバス・タクシー』…と言う本はめっちゃ高額やねんけどタクシー業界の暗部をえぐり、山葵(わさび)と辛子をその上から塗りたくって「ひぃ~!ひぃ~!」…と言わしているバス・タクシー業界誌である。寒川猫持(歌人)のタクシー会社名指しのエッセイで怒りが込み上げて、桂小枝(落語家)のエッセイで泪がチョチョ切れる。素晴らしい!なんでやろぉ?(ふふふっ!)
(紹介サイト/http://www.tramondo.net/pub.htm#02bustaxi)
2002年12月29日(日曜日)曇/最高気温…9.1度
2日ほど前に忘年会場が暑いので半袖のポロシャツで参加した某ドラマ監督の集まりで、予想通りにボブ・サップのよぉな大汗をかく、ビッグ・ファット・ウエ。そのまま帰宅したのでその間に体が冷えて風邪を引いた模様。本日完全に労働意欲なし。極薄的乗務記憶。年末の日曜日。街にも駅にもお客さんがいてへん!散々な日曜日。それでもあのタクシー史上に燦然と輝くウエちゃんの売上記録の2700円は最初の客で軽く突破。20世紀最後の年。2000年11月23日は魔の日だったのか?今から考えると不思議で仕方がない。(詳細は『笑う運転手』…を)
最初の客は海遊館から乗り込んで来た家族連れ。親父がウエちゃんがしんどいんにもお構いなしに、なんやかんやと聞いてくる。そして必ず言葉の最後に「ほにゃららで、のんたぁ!」…を付ける。「大阪の街はやっぱり大きいで、のんたぁ!」…と、こんな感じだ。何処から来たのか気になって聞いたが「西の方から来たで、のんたぁ!」…と言っていた。いつものウエちゃんなら好奇心旺盛に突っ込むねんけど本日はその元気もなし!「一番、賑やかな所へ行きたいで、のんたぁ!」…と言うので道頓堀まで連れて行ったら降り際に「ぼれぇ賑やかで人が多いで、のんたぁ!」…と言って降りて行った。このお客さんはいったい何処から来たで、のんたぁ?
本日はあまりにも暇なので『惜別お笑い人』(相羽秋雄/東方出版)…を読む。いつも書くが浪花の東方出版にハズレ本なし!相羽さんは関西人ならお馴染みの演芸評論家で放送作家。昔は松竹芸能の名マネージャーだった人。内容は題名通りの関西に所縁の故人の話。秋田実、Wヤング中田治雄、人生幸朗、四代目林家小染、六代目笑福亭松鶴、…等々、関西人なら誰もが知っている故人の芸人総勢約60名が登場する。そして最後に登場するのがタクシー運転手の天敵で天才漫才師の横山やすし!最終節は『笑説やっさん』…で相羽さんが天国(?)のやっさんに成り代り語りかけている。
2002年12月30日(月曜日)晴/最高気温…10.3度
今年最後(?)の忘年会を某ドラマ監督の自宅で行う。参加者は某ドラマ監督に全く利害関係のない人達。某ドラマ監督夫妻。某西天満の隠れ屋夫妻。ウエちゃんと鷲鼻で色黒やのに体調不良で青白い嫁。元・新聞記者で作家で脚本家、あの超有名女優のF・Nを「神戸の予備校で教えた!」…とホラ貝いを山伏のように吹き捲る某予備校講師。関西某私鉄の最終駅にある某歌劇団の元・お姫様スターで数日前に新歌舞伎座の舞台が終り現在、某連ドラ出演中の女優。某空港の新ターミナルや大阪の某FM局新社屋、東京の新高層ビル群に関係する設計を担当して阪大出の兵のはずなんやけど、なんでか一年中ボォ~~!…としている某設計屋とその奥さん。
歌手でタレントで芸人で画家で旅人のぴっかり君夫妻も来る予定やったけど、元日夜のNHK大阪ホールからの生番組のリハーサルの為に欠席。
お開きになり帰る方向が一緒な某女優さんとブラブラ歩いて帰る。嫁は体調が悪いのと酔っ払ってフラフラしているので某女優さんに抱かかえられながら帰る。こんな所を熱烈強烈な某歌劇団ファンの女の人に見られたら嫁は石を投げられるはず。しかし嫁は某歌劇団にはじぇんじぇん興味がないので何も気にしていない。嫁だけに石が命中するように5mほど後を歩く。
2002年12月31日(火曜日)晴/最高気温…11.8度
とうとぉ大晦日。咳酷くて仕事を休む。大晦日に仕事を休んだのはタクシー運転手になって初めて!薬で夕方まで爆睡。午後5時からテレビ大阪(テレビ東京系列)の『第35回年忘れ・にっぽんの歌』を午後9時30分まで全部見る。井沢八郎の『あぁ、上野駅』、山田太郎の『新聞少年』で毎年、赤いハンカチを握り締めて「すまんのぉ~!」…と泣いていたのに風邪のせいか全然悲しくない。何も感じない!松福亭鶴光(つるこ)の『鶯谷ミュージックホール』…で泪がチョチョ切れ!なんでぇ?
生まれて初めて紅白歌合戦を一度も見る事も聞く事もなく新年のカウントダウン!USJの爆弾落下のような大花火を待つ。今年は去年の経験で心の準備は万全。どっからでも打ち上げなさい!火薬をナンボ使ぉ~てもえぇでぇ!
さぁ、新しい年だ!2003年だ!3、2、1、0、!…プッスン、プッスン、ポテチン。…なんじゃ?車のエンストみたいな花火。去年の有事を想定したミサイル攻撃みたいな花火はどないしたん?USJはん?