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第122話  撃沈…二種免許更新失敗の巻

 連日連夜、政務(性務かな?)多忙で白川の夜船に乗っている日本国国会議員の皆様に、夏の棒と茄子が支給された。役職のない一般議員の支給額は305万円だそうだ。
 連日連夜、不当労働行為の激務に励み命を縮め、タクシー金融からの追い込みをかけられ自ら命を縮めるタクシー運転手の昨年(2002年)の全国平均年収が出た。278万円だ!塀の中で意地でも国会議員を辞めない糞馬鹿議員の1回分の棒と茄子より少ない。思糞大笑い!

 日曜日の朝日新聞読書面に掲載されていた北上次郎の書評を読み「えっ!」…と唸ってしまった。30年近い疑問が一瞬で解決。日本最西端の島。晴れた日には台湾が見えると言う最果ての島。フジテレビ系列の話題のドラマ『Dr・コトー診療所』(山田貴敏/ヤングサンデーコミックス・小学館)
…のロケ地の島。その渡難島(与那国島)の民謡(島唄)の一節に「♪…日本のハワイさぁ、渡難島…♪」という歌詞がある。30年間、島唄なのにハワイが出てくるのか不思議だった。那覇在住の二児の母である専業主婦の水野スミレが書いた『ハワイッサー』(角川書店)…という本。角川書店のNext賞入選作品の第2弾単行本化。そこまでは『web KADOKAWA』を読んで知っていた。北上次郎の解説には「ハワイッサー」…というのは沖縄独特の表現で極楽とか天国を意味すると書いてある。それで渡難の島唄の歌詞に出てくるハワイが理解できる。
 この話をウエちゃんが夜の部の営業をしている大阪屈指の高級住宅街、リトル沖縄と言われる大阪市大正区に住む沖縄出身の客のオバはんに振ると、
「あしぇ~!あのドラマ、どぅなんちまぁ(渡難島)かねぇ?いい男だねぇ、あのニィさん!」
「えっ?誰ですか?吉岡君ですかぁ?」
「違うさぁ!ほれほれ、誰だったかねぇ?あの背の高い?」
「誰やろぉねぇ、お客さん?あっ、時…?」
「それ、それさぁ!男前さぁ!とき・にんざぶろう!」
(……!もぉ~、えぇちゅ~ねん!船・場太郎と一緒やんけぇ!)
 そんなウエちゃんも未だに時任三郎と古尾谷雅人の区別がつかない。リンリン・ランランは全く解からない!その時任三郎が気になり御本人の公式HPを見て仰天!時任三郎の曽々祖父の時任為基は明治30年に大阪府知事をやっている!その曾々孫の時任三郎のWEB日記は味のある文章で思っくそ面白い!

 その『web KADOKAWA』を読んでいたら気絶しそうになった。青木るえか(逆蛙)が1月に続き8月にも書下ろしの文庫本を出すとの告知。逆蛙がスポニチ大阪にタイガースコラムを書き始めると阪神タイガースは絶好調のV街道。阪神の選手は全員が逆蛙のコラムを読んでいると六甲颪の風の便りに聞く。ついでに競馬コラムにOSKネタを書き始めたらOSKが見事に解散。心配だ!心配だ!逆蛙は上げ…なのか?下げ…なのか?もっと、もっと心配なのは逆蛙の新刊がOSK解説読本になっていないか心配である。

 7月初旬、春に続き大阪市港区の天保山岸壁に米国ペンシルバニア州の某大学の洋上研修船が今年二度目の接岸。下船して来る学生を見ていると、前にも書いたがつくづく米国と云う国は人種差別主義国家だと肌で感じる。ほんの数十年前までは米国在住の黒人はメジャーリーグ傘下の球団でのプレーが出来なかった。しかたなく彼らはニグロ・リーグを作り興行していた話は有名だ。抜群の運動能力と心肺能力がある米国籍黒人に水泳選手や体操選手、スキー選手を見たことがない。数年前まではテニスやゴルフの選手でさえも一人もいなかった。世界一のプロゴルフ選手になったタイガーウッズでさえ、今でもプレー中のギャラリーからの執拗な嫌がらせが続く。米国の英雄のパウエル国務長官。大統領選挙に出たら間違いなく当選する。しかし間違いなく暗殺されるので本人も絶対に出馬しない。ひょっとしたらこの米国北部の某大学は、一部特別奨学生以外の有色人種の入学はお断りなのかもしれない。それか長い船旅で船内での差別待遇が嫌なので乗っていないのかもしれない。そんな事を感じているタクシー運転手がウエちゃん以外に一人もいないのが人種差別問題以上に悲しいのです。

ウエちゃん先生(←タク会社での呼名)多忙の為、ふと誕生日が過ぎているのに気が付く!げっ!今年は普通二種運転免許更新の年だった。忘れていた!慌てて大阪府公安委員会から届いていた糊付きの葉書をペろリンと捲ると…な、な、なんとぉ!運転免許証の更新有効期日が誕生日の後1ヶ月まで伸びている。いつから、こんなんになったん?官報に公示出てたぁ?所轄警察へ行く途中にとりあえずコンビニの横のスピード写真ボックスに入り怒った顔、泣いた顔、笑った顔、困った顔の、4種類の免許証用の写真を撮る。3日ほど前に髪を切り超スポーツ刈りの刈り上げ君にして白いTシャツ、髭剃りを忘れて証明写真を撮る。完全に4枚全部が警察に捕まってマスコミに配布される逮捕容疑者写真。写真を持って大阪府警懇切丁寧署に出向く。交通課で超美人の婦警さんの心温まる優しい銀行窓口のような歓待を受け申請。
「一番えぇやつを使ってくれへん?」…とウエちゃんが4枚の写真を渡すと、
「ほんなら、これやねぇ!これが一番やねぇ!」…と切り取って運転免許証更新申請書に美人の婦警さんが貼った写真を見ると、いっちゃん人相の悪い怒った顔を採用されていた。流石にセンス抜群の大阪府警懇切丁寧署。
「ほんなら視力検査ねぇ!」…と言われて視力検査の機械を覗きこむ。
「これはどっちを向いていますか?」…とウルトラ美女の婦警さん。
「あれぇ~?見えへん!なんでぇ?」…とウエちゃんが呟くと、
「えっ?テンゴ(冗談)ちゃうん?ほんじゃこれは?」…と絶世美女の婦警はん。
「うっ!じぇん、じぇん見えへん!どないしょ?」
「ほな、これは見える?」…と女優さんみたいな美人の婦警さん。
「見える!やったぁ!」
「両眼視力は0.7…やねぇ。二種更新は0.8…やから、はい、失格!」
「げぇ~~~!」
「又、目が疲れてへん時に来てくれへん?」
「1本2百円の眼精疲労のドリンク2本も飲んで、ブルーベリージャムを朝から食べ続けて、PC疲労ピント調節目薬を注し続けて本日絶好調ですが…あへ」
「ふぅ~ん!アホみたいな努力をしてはんねんねぇ?失格!」
「負けてぇ?お願い!頼む!よっ!美人!あと0.1…負けてぇ?」
「失格!次!」
「ぎゃっ!」
 あぁ~~~、新しいメガネがいる。近視に乱視に軽い老眼が…。へてから超屈折圧縮レンズ…。絶対に高い!頭の上に一万円札が五枚ほど羽根が生えて飛んで行くのが心眼で見える。(視力検査も心眼で見たらよかった!)どないしょ?折角ここまで、ぶっさいくな婦警はんを持ち上げたのに…。へてからあの色黒鷲鼻くっきり二重瞼の御方様にどぉ説明しよう?恐い…。怖い…。強い…。
「あのぉ…御方様?」
「ぬぁにぃ~!」
「まだ何も言っておりませぬが御方様?」
「その言い方が実に怪しい!許さ~ん!」
「ひぇ~~~!」
 あとは読者の皆さんの御想像にお任せいたします。ううぅぅぅ…!絶体絶命!運転免許失効日まで3週間!今毎日、緑色の下敷を見つめています。これダメか?

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