3月4日(木)~10日(水)

 本屋大賞も二次投票の締め切りを迎え、ああこれで一件落着と考えていたのだが、これが大間違い。いやはや、これまで大変だったのは参加した書店員さんであり、裏方の事務局は、これから集計やら交渉やら授賞式の用意など、やらなきゃいけないことがてんこ盛りの状態だったのだ。

 早速4日の夜に実行委員で集まり、ご好意で貸していただいている会議室にて、仕事の分担を決める。その分担を見つめつつ、己の通常の仕事を思い出すと、頭のなかでは「GAME OVER」の文字が点滅し出す。

 そうか、そうなのか…。
 何で誰もこの「本屋大賞」のような企画を今までやらなかったのか謎に思っていたのだが、こうやって仕事が山のように増えるから手を付けなかったのか。ああ、いつものことだけれど、気づくのが遅すぎる…。

 でもでも、これだけ多くの書店員さんが投票してくれたのだがら、その恩は絶対返さなければならない。

 というわけで、先週末から今週にかけて、連日営業に加えて会議やら打ち合わせが続いている。おまけにこんなときに限って2月に出版した『リコウの壁とバカの壁』が売れてしまったりしていて、増刷の手配やら、直納やらとさらに忙しさに拍車がかかっている。

 そんな僕に向かって事務の浜田は「何も手伝えなくてスミマセン」と謝るが、なーに俺だって決算の手伝いはできないのだ。来月は君が大変なのよ。

 シラフで夜遅い電車に乗ると、周囲の酒臭い息にうんざりするが、たぶんあと少し経てば、相当うまい酒が飲めるだろう。そのときまで柄に合わないけれど、仕事を頑張ろう。

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