4月23日(月)
日曜日。
実家に帰ったついでに子分ダボの家に顔を出す。ダボは家業の酒屋を継いでいるからそこに行けばいるわけで、これはとっても便利。しかもお店に置いてあるものは全部無料の契約を20年前に結んでいるから、我が物顔でビールを取りだし、グビリと煽る。
「酒屋はどう?」と最近の様子を聞くと、まるで僕がいつも町の本屋さんで聞いているのと同じような話が帰ってくるから驚く。量販店、コンビニ、ネット……。
「今度はさ、問屋がネットで直販するっていうんだから、もうあきれるしかないよね」
……。
しかし今度はダボに突っこまれる。「でもさ、俺たち酒屋はまだこうやって差別化できるじゃない?(ダボの家は数年前から日本酒に重点をおき、蔵元から直接稀少な酒を仕入れたりしている)本屋さんは大変だよね。差別化って難しいでしょ? しかも値段も一緒なんでしょ? だったら大きいところに行くよね、やっぱり」
いつの間にこんな立派に成長したのか? 思わずビールの代金を払いそうになってしまったが、元々財布を持っていないことに気づき、とりあえず頭を撫でてやる。
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通勤読書は、一部ではピクミン小説と評されている『鴨川ホルモー』で一躍小説界に旋風を巻き起こした万城目学の待望の2作目『鹿男あをによし』(幻冬舎)。
大学院生が神経衰弱を理由に臨時採用の教師として奈良に向かう。そこで待っていったのは鹿と鎮めの儀式。その儀式に必要なサンカクを手に入れるため主人公は右往左往していくわけだが、いやー面白い。充分堪能。
営業は立川へ。オリオン書房サザン店のHさんを訪問し、Hさんの今までの好みから藤沢周平を猛烈推薦したら、当然といえば当然で、すでに読まれていた。Hさんのイチオシは『よろずや平四郎活人劇』(文春文庫)とのこと。その気持ちよくわかります。
とすっかり話し込んでしまったあと、同じくオリオン書房のルミネ店を訪問すると、とってもキレイにリニューアルされていて驚く。しかも今までは、ポツポツ分割されたような売り場が、一箇所に集約されたので、本当はそれほど増床はされていないようなのだが、何だかとっても大きくなった気がする。良いお店になりましたねぇ、なんて素直に担当のKさんに感想を伝えると「まだまだこれからなんですけどね」なんて話される。非常に楽しみ。
最後はオリオン書房ノルテ店に向かい本屋大賞実行委員で一緒に働いてる白川さんとお話。今年は大賞作品だけでなく、10位まで入った本が結構売れているなんて感想が書店さんから届いていることを報告し、喜び合う。