8月8日(水)

とあるベテラン書店員さんと話していたら「外文の棚を作り直そうと思って選書したんだけど、ほとんど品切れや絶版で棚がつくれない」とこぼされる。

新刊点数は年々増える一方なのだが、それに押し出されるようにして、出版社は本を断裁し、品切れ・絶版にしているのだからそうなるだろう。新刊書籍は年間8万点を越えているようだが、果たして品切れ絶版本は年間どれほど出ているのだろうか。

新刊ばかりの本屋さんには、本来本屋さんの楽しみであったはずの「発見」は少なくなってしまう。そこで、本屋さんは「新刊」にこだわらず、「本屋」であることに、もっとこだわった方が良いのではなかろうか。

例えば古本を仕入れて、その外文の棚に並べるというのはありなのではなかろうか。新刊と古本が詰まった、そして外文の流れのしっかり把握されたその棚は、そうとう魅力的な棚になると思うんだけど。

また、そのことによってお店の個性も出るし、担当者の能力の違いもハッキリ出てくる。おまけに利益率もあがれば、そういった能力のある書店員さんの待遇も少しはよくなるのではなかろうか。

そうそうこんなことはすでにネット書店アマゾンが新刊と古本の並列表記でやっているわけで、アマゾンの凄さは、実はこういうところなのではないかなんて考えていたりする。

ただし、実際そういうことをしようと考えたときの問題は仕入れと流通か。ようは古本の取次を作ればいいのだ。おっ、買い取り場所が全国にあり、流通網もあるブックオフが、新刊書店向けの古本取次になれば良いのではなかろうか。ブックオフよ、新刊本なんかに手を出さず、古本道に突き進んだ方がいいのではないか。ダメか?

爆裂な暑さのなか、そんなことを妄想する。
本屋さんがもっともっと魅力的な場所になり、書店員さんが楽しく働ける場所になることを祈りながら。

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