10月9日(火)

 家を出ようと思ったら大雨。尽きがない。
 雨合羽を着て、自転車に乗り、駅へ向かう。

 通勤読書は、『警官の血』上下・佐々木譲(新潮社)。『悪果』を読んだら引き続き、警察ものが読みたくなってしまったのだ。こちらは戦後から三代に渡り警察官となった安城家の物語。祖父が残した謎を父、息子が追うのであるが、その背景で起こる事件が歴史性に富んでいて、いやはや読みごたえ十分の傑作。面白い小説と読むと、ついその場所に行きたくなるのだが、時間があったら上野や根津あたりを彷徨きたくなってしまった。

 会社に着くと、文庫王国のレイアウトをお願いしているカネコッチからメールが届いていて、その設定に悪銭苦闘。本来営業用として使っているPCなので、フォントなどがまったく足りないのである。2時間ほどかけて設定し、その後はレイアウト候補を選ぶ。カネコッチとの仕事は常に頭を使わないといけないので大変だけど、楽しい。

 午後、出張で上京された長岡のB書店Hさんと食事。東京近郊の出店は一段落したような感じだが、長岡や新潟、あるいは金沢・鹿児島などの地方都市が現在大変なことになっている。こんなことがいつまで続くんだろう…と話していたら、ジュンク堂書店さんが秋田に出店するとのニュースが……。うーん……。

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