10月28日(日) 炎のサッカー日誌 2007.20

「パパはどうせもう帰りたいんでしょ? いいよひとりで帰りなよ」
「試合夜なんでしょ? どうしたこんな早く行くの? バカなんじゃない?」
「ねえ、私も行きたい、連れてって」

すべて娘に言われた言葉である。嗚呼、いつの間にか娘は女になってしまったのか。そしてどうして妻同様、小うるさくなってしまったのか。今まで妻のDFを振り切ればサッカーに行けたのが、これからは娘のマンマークもふりほどかなくてはならなくなってしまった。とりあえず本日は午前中公園に連れて行き、半ば呆れられながら振り切った。

前日2位のガンバ大阪が負けたため、どこか余裕のある気持ちで埼玉スタジアムに着く。これではいけないと気合いを入れようとしても水曜の余韻も残っていて、うーん、ダメだ。かつてこんな気分でナビスコカップ決勝を応援し、FC東京に負けたことがあったではないか。そんな僕の気分を知ってか知らずか、コールリーダーのKさんは試合開始前に叫ぶ。「勝ち点3取るぞ。ここはホーム浦和だぜ」そうだ、そのとおりだ。

しかし選手はあまりに疲れている。名古屋にボールを支配され、パスをカットしてもその後が続かない。ただ、それでも選手たちが必死に闘っているのがわかる。今できる100%の力は出しているのだ。

そして90分、スコアレスドローにスタジアムは拍手とコールを送った。勝ち点9と勝ち点7差は、勝ち点6差と勝ち点7差ほどの違いはない。そのことをスタジアムを埋めたサポーターもわかっていたのだろう。

それでも試合終了後、コールリーダーのKさんは叫ぶ。
「俺は勝ちたかった!」

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