「京都水無月大賞」創設!

2008/03/07更新

京都の書店員さんが、第3回酒飲み書店員大賞に参加されたあと、「ほな京都でもはじめよか!」と、少しずつ準備してきた「酒飲み書店員京都支部」がついに開催決定!題して

『第1回 京都水無月大賞』。

「おもしろい本あるえー!」参加書店員は京女(こっそり京男1名)。6月1日発表の、第1回の結果を楽しみにしておくれやす〜。

  • ジミー・ザ・キッド
  • A HAPPY LUCKY MAN
  • レインレイン・ボウ
  • あの夏、風の街に消えた
  • 小鼠ニューヨークを侵略
  • 日曜の夜は出たくない
  • スティル・ライフ
  • サイケ
  • 受難
  • ほんものの魔法使

「京都水無月大賞」ブログ:http://d.hatena.ne.jp/minaduki_taisho/

ハスラー
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

アバンティブックセンター京都店 安西さん推薦

『ジミー・ザ・キッド』  ドナルド・E.ウェストレーク著(角川文庫)  1999/05

ウエストレイクの昔からのファンでして、この面白さをどう表現していいかわかりませんが、泥棒達のなんともとぼけた会話、非情にみえてどこか抜けてる憎めないキャラ。本当のエンターテイメントとはこういう話をいうのです!心温まるお話でも、ためになるお話でもありませんが、笑って楽しんでいただける素敵なシリーズです。
これは第3作ですが、私のマイベストです。

TOPへ↑

A HAPPY LUCKY MAN
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

恵文社バンビオ店 大瀧さん 推薦

『A HAPPY LUCKY MAN』  福田栄一(光文社文庫)  2002/03

めんどくさいことは何故か一度に起こる…
採点厳しい教授のレポート締切(落としたら留年)、突然寮長代理、友人の彼女失踪、寮生チカン疑惑、バイト先倒産の危機、色ボケ祖父の監視、ライバル男子寮とステキ女子寮との3寮合コン―まあ次から次へと難題が!

チャラそうに見えてお人よし、困っている人をほっとけない男子大学生が、こんな面倒事をおしつけられ、最初はいやいやながらも何とか解決しなきゃと奮闘するドタバタコメディ!
主人公がてんてこまいになればなるほど面白い、ちょっぴり気の毒な気がしますが、笑えるものは仕方ない。ラストの着地もお見事!どうぞ楽しんでください!

TOPへ↑

レインレイン・ボウ
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

ふたば書房販売部 佐藤さん推薦

『レインレイン・ボウ』  加納朋子(集英社文庫)  2006/10

同じ高校時代ソフトボール部だった7人の女性たちの話、それぞれが主役の短編。一人の死を通して再会する。ミステリータッチでもある青春小説。高校時代には濃い女の友情が結ばれていることが伝わってくる。しかしたとえ、その時、確かな友情があったとしても、25歳ころには状況がすっかり変っている。この話を読んで共感するは多いだろうと思う。

文章は淡々と書かれているので、女の友情について、普段理解できないとお悩みの男性にもおもしろいのではないだろうか?

TOPへ↑

あの夏、風の街に消えた
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

ブックファースト四条大宮店 田井さん推薦

『あの夏、風の街に消えた』  香納諒一(角川文庫)  2007/10

正直あまり読書家じゃないのですが、続きが気になって気になって!一気に読んでしまいました。

TOPへ↑

小鼠ニューヨークを侵略
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

三省堂書店 京都駅店→そごう心斎橋店 鶴岡さん推薦

『小鼠ニューヨークを侵略』  レナード・ウイバーリー(東京創元社 創元推理文庫)  1976/12

だーいぶ古い本なんですが…でも今読んでも全然古びてないし、なにより笑える。しかも!笑えるだけじゃなくて、皮肉がきいてるのでドキリとさせられる部分も。タイトルは物騒ですが、ユーモア小説の傑作だと思います。

TOPへ↑

日曜の夜は出たくない
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

三省堂書店京都駅店 中澤さん推薦

『日曜の夜は出たくない』  倉知淳(東京創元社 創元推理文庫)  1998/01

「それにしてもお前さん。
よくもこんなに面白い本を本棚に眠らせて置くなんて罪なことをしたもんだね。」
猫丸先輩のこんな声がどこからともなく聞こえてきます。
「ごめんなさい〜!!」とほんま平謝り!
我ながらまことにもって罪深し。反省しきり。懺悔します。
神出鬼没、自由奔放、傍若無人、舌鋒鋭利、気ままな黒猫さながらの名探偵・猫丸先輩が独特の語りでもって紐解く謎の数々の本格っぷりと、最後の最後でドカンと仕掛けられたこれまた驚天動地の隠し玉!いやはや不肖中澤、すっかり感服いたしました 。

TOPへ↑

スティル・ライフ
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

紀伊國屋書店MOVIX京都店 西尾さん推薦

『スティル・ライフ』  池澤夏樹(中公文庫))  1991/12

淡々としていますが、詩的な表現でサラリと心に響くものがあります。
とにかく、冒頭の2ページだけでも
この本を買う価値があるのではないでしょうか。

TOPへ↑

サイケ
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

ジュンク堂書店京都店 山本さん推薦

『サイケ』  姫野カオルコ (集英社文庫)  2003/06

「ツ、イ、ラ、ク」「ハルカ・エイティ」と、話題作、直木ノミネートが続いている姫野さんを「有名でない」としていいのか(特に関西で)迷ったのですが、姫野作品の中でも比較的読者を選ばない(且つ「埋もれた」感のある)ものを選びました。
ヤスダコウドウが燃え、少年ジャンプがどんどん「ぼく」をだめにしていって、モーレツ、サイケな70年代はすぎていく…
70年代を知らない私にもめっぽう面白い小説です。表紙のインパクトも上々です。

TOPへ↑

受難
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

大垣書店営業本部 吉川さん推薦

『受難』  姫野カオルコ(文春文庫)  2002/03

「女の子に(だけ)読んで欲しい、とっておきのおとぎ話」
女は生まれながらにして女なのではなく、なろうとして学び努力して初めて女になる、とよく言われます。
でもその努力の仕方って正解がないし、皆さま手探り状態なのでは!?
そんな全ての悩める女子に捧げる、卑猥な言葉で綴られた、限りなく純粋な乙女の物語。正解は書いていないけど、私は救われた気がしました。
笑いながら読み始めても、最後は必ず泣いてしまう大好きなお話です。

TOPへ↑

ほんものの魔法使
商品を購入するボタン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン

ジュンク堂書店京都BAL店 市木さん推薦

『ほんものの魔法使』  ポール・ギャリコ/著 矢川澄子/訳 (筑摩文庫)  2006/02

「名訳矢川澄子でおくる、『ほんもの』の小説。断然ブラボー、ギャリコ!!」

マガイモノ(奇術)に満ちた世界にやってきたのは正真正銘の魔法使い。
タネや仕掛けを熱心に追い求める人たちにとって魔法使いは邪魔者です。
幾度の苦難を乗り越えてアダムは、魔法使いの称号をもらうためにがんばることになるでしょう。
彼は誰も憎むことなく淡々と自分の真実を世界に開いていきます。
しかしマガイモノの世界に生きる人たちにとって真実とは何でしょうか。

本当に「ふつう」のファンタジー小説ですが、いかにふつうであることが「ふつう」でないかをわからせてくれる主人公アダムに感心させられます。
でもやっぱりどう読むかなんて、読む者その人にゆだねられているのでしょう。
それにしても魔法っていいよなぁ。

TOPへ↑

«酒飲み書店員大賞へ