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雑誌冬の時代といわれる昨今、鳴り物入りで創刊されたあの雑誌(おうさま?)もこの雑誌(冒険少年?)も大苦戦が噂されて、雑誌ファンとしては淋しいかぎり。そこで本の雑誌12月号は、こんな雑誌を読みたい!こんな雑誌なら買うぞ! という新雑誌の提案に挑戦! 題して「特集・年忘れ架空雑誌大会!」だ。表紙から特別付録まで、次代を担う創刊誌を作ってしまうプレゼンテーション座談会と読者が読みたい夢の雑誌の2本立て。雑誌の黄金期再び!を夢みて、企画料は一切ロハの大盤振る舞い。関係各位は遠慮なく創刊準備に入るように! お願いっ。
新刊めったくたガイドは三橋暁が13年振りに帰ってきたアルバート・サムスンの円熟味をじっくり味わえば、石堂藍は映画化にはまったくそぐわない『星々の生まれるところ』の言葉の力にまいった。大森望が飛浩隆『ラギッド・ガール』を今年度日本SFベストワンと宣言すれば、大矢博子は〈続編山脈花盛り・秋の第二弾祭り〉で、わっしょい! 吉田伸子がますます加速する打海文三『愚者と愚者』を読むべし!読むべし!!とイチ押しすれば、米光一成は『遺品整理屋は見た!』で都市伝説好きのハートをずがーんと直撃。そして北上次郎は赤という色をめぐる欲望のドラマに冒険小説を読んでいるかのように大興奮! さあ、あなたも読書アドレナリンを上げて、わっしょいしよう! 今月の特別企画は「第一回カバー相撲大会」。なんと装丁家・多田進と日下潤一が自らの装丁した本のカバーを横綱から前頭まで持ち寄り、トントン相撲で決戦するのだ! さあ、装丁家ナンバーワンに輝いたのは東か西か。助っ人・鈴木浩平が精魂込めて作製した土俵にも注目だあ!
北原古本旅・ベルギー編はいよいよ佳境。わざわざベルギーの古本村まで行って、どうしてこんな本を買うのか。燃え上がるバカ本魂を見逃すな。さらに先月の嵐山光三郎のご指名で、島崎藤村『新生』に挑戦の弁護士、熟年離婚もなんのその、南伊豆への家出を繰り返すイラストレーター、チベットで映画三昧の編集長とおじさんたちも絶好調! おっと還暦顧問は相変わらず睡魔に任せるままで、ソファで寝てたら風邪引くぞー。今夜もほかほかひとり鍋。おこたで読書のお供に忘れちゃならない本の雑誌12月号は赤いちゃんちゃんこを羽織って、いざいくのだあ!
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