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ペンネームは作家の顔、作品の顔である。江戸川乱歩じゃなく平井太郎では「陰獣」も健全な動物ノンフィクションみたいだし(ってことはないか)、夏目漱石じゃなく夏目金之助では、無常感もいまいち(でしょ?)。そこで今月はペンネームの緊急特集。最強のペンネーム決定戦から、推理作家のミステリアスな筆名の由来、ねらい目のペンネームにうんちく話、さらに読者が好きな筆名まで、15ページでペンネームを大研究するのだあ!
新刊めったくたガイドは三橋暁リッチーの次はこの人の出番、と奇妙な味満載のトゥーイ短篇集をイチオシすれば、牧眞司はグジャメジャな終局へ疾走する前衛短篇「ベビーシッター」に瞠目! 大森望が『九月の恋と出会うまで』で知的アクロバットを堪能すれば、大矢博子は道尾秀介『片眼の猿』に気持ち良く騙されて、「あっ」。永江朗が綿矢りさの残酷な小説『夢を与える』にパチパチパチと拍手すれば、東えりかは環境問題本『オオカミを放つ』の斬新な食害解決策に納得。そして北上次郎は宮下奈都『スコーレNo.4』の力強く語りかけてくる声に、実にうまいと平伏。さあ、「あっ」と騙され、うまいと脱帽しよう!
そして今月は第4回本屋大賞授賞者、リリー・フランキーが登場。本屋大賞の副賞10万円分の図書カードを持って、東京タワーにもっとも近い書店・書原霞ヶ関店に、いざ、突入だ。制限時間わずか45分間(予定びっしりのため)で、はたして10万円分は使いきれるのか。ドキドキの「リリー・フランキーが買った本」に注目! 北原古本旅はいまだベルギーを出られずのアントワープ篇。「ダンキュー」の町でブルーナ画のミステリーをゲットして今月もほくほく。さあ、次回はオランダにたどり着けるのか!? さらに今月はビエンチャンのカフェ・オーナー黒田信一によるタイ東北部ノンカイの貸し本屋レポートもあって、誌面はますますワールドワイド(?)。だって、地球は丸いんだもん。編集長も「はるだもの」と思わず相田みつをしてしまう本の雑誌4月号を持って、さあ、町田にタニシを食いに行こう!
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