|
待っているのに、どうして新作を出してくれないの!? という作家は少なくない。そりゃ、作家側にもいろいろ事情はあるんだろうけど、いつまでも出さないと忘れちゃうぞー! というわけで、今月は新作が出ない作家に熱いエールを贈る特集だ。日本初(?)の鉄塔小説発表以来、沈黙を守る銀林みのるはいままで何をやっていたのかインタビュー(高頭佐和子の応援コラム付き!)から、沈黙したままの作家が世の中から忘れられないための十箇条を作る匿名座談会(鈴木輝一郎の実体験報告コラム付き!)、さらに鏡明、藤田香織、米光一成、林カケコの4名+読者10名の総勢14名が贈る新作が読みたい作家への応援メッセージまで、久々21ページの総力特集! さあ、読みたいもの同士、手と手をつないで、あの作家、この作家にアンコールを贈ろう!
新刊めったくたガイドは、三橋曉が曲者グラディス・ミッチェルのとんでもない展開に唖然とすれば、牧眞司はクリストファー・プリースト『双生児』を読んで世界の成り立ちをじっと再考。大森望が円城塔「SRE」を前に「日本SFに超弩級の大型新人出現」と叫べば、大矢博子は見抜く暇がない最高のミスディレクションに「この手で来たか!」とびっくり。永江朗がベテラン池澤夏樹の短編集『きみのためのバラ』で心安らげれば、東えりかはお笑い界最強最古のケッタイ会社『吉本興業の正体』に納得。そして北上次郎は『正義のミカタ』で本多孝好は第二ステージに突入と大期待。さあ、第二ステージとは何か、気になるうちに読んでくれぃ!
今月はなんと2月号「わくわく初夢本特集!」で2007年のおすすめ本の一冊に挙げられたブライアン・グロジョーニ『幻影の翼』の訳者あとがきを一挙掲載! 訳者・白石朗氏、出版社の全面協力を得ての先行掲載だ。原著刊行以来3年半、いまや全世界規模で熱狂の渦を巻き起こしている肉体派冒険活劇の魅力を、ひと足先に堪能しよう! さらに、鏡明がついに明かす「アメリカの夢の機械」の進行表、福永信の「?」さを愛でるトヨザキ社長、いよいよ筒井康隆登場の高橋良平日本SF戦後出版史と、連載陣も最高潮! 五十肩発行人・浜本の肩の痛みもなんのその、スージー&ジョンソンは今日もゆく、本の雑誌7月号で、いざ、読書三昧夏の陣なのだあ!
|