せつない表情を浮かべた、こんな美少年のだいだらぼっちが、かつていただろうか? まず、ヤッ、トォーとかけごえが聞こえてきそうな天狗のページにワクワクしよう。
次に、だいだらぼっちの足があらわれるシーンでドキドキし、大きな大きなだいだらぼっちが、もっくりとあらわれるシーンにオオと歓声をあげていただきたい。
小さい手に仕掛けを探してもらってから、おはなしを読むと盛り上がる「てんぐ」と「おに」のページにも注目。指先でおはなしを動かす魔法めいた楽しさは、仕掛け自体はささやかなものでありながら味わい深く、作者の小さな読者に対するまなざしのあたたかみを感じさせる。
さみしがりやのてんぐ、さみしがりやのだいだらぼっちが、おしまいのページでそれぞれ幸せそうなのもいい。
さて、読み終わったあなた。ページのすみを、ちょこまかと動き回っている「きつね」と「うし」のこと、気がついたかな?
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