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ええと、ひと月の間に新刊が三冊出て、読むのが大変!という読者の声もありますが……。 |
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椎名
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バカな作家なんですね(笑)。 |
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こういう作家も珍しいですよね。もう少し発売時期を考えればいいのにと思うんですけど。 |
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椎名
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やっぱりバカなんですね(笑)。 |
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前にもありましたよね。こういう惑星直列現象が。 |
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椎名
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うん。昔からあった(笑)。
昔からそういうことを整理する能力と交渉能力と管理能力がなくて、多くの人に笑われながらも、これだけは改善されない(笑)。
ただね、昨日、サイン会があったんだけど、三社合同サイン会っていうのは珍しいみたいだね。 |
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珍しいというより過去に例がないんじゃないかな。 |
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椎名
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初めてか。
だから、そういうことができるからいいんじゃないかなとも思ったわけ(笑)。
それで、そのサイン会の時にね、「波のむこうのかくれ島」が青くて、「からいはうまい」が赤、「海浜棒球始末記」が白いだろう。 |
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ああ、装丁が。 |
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椎名
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そう。だから青本、赤本、白本と区別していた(笑)。
そういう面白さもあるんじゃないかなと(笑)。 |
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三冊がそれぞれ関連していますよね。
「からいはうまい」の登場人物たちは「海浜棒球始末記」で浮き球三角ベースをやっているし、「波のむこうのかくれ島」には離島の海岸で浮き球を使って三角ベースをやる話が出てくる。
つまり三冊まとめて読むと二十世紀末から二十一世紀にかけての椎名誠の行動、趣味主張みたいなものがよくわかる。 |
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椎名
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おお、そうかあ。そうだったんだよ、オレの狙いは(笑)。ウソだけど(笑)。 |
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「からいはうまい」に出てくる朝鮮半島チンポコ説というのは画期的ですよね。世界観が変わるような気がして。
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椎名
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あれはね、こんなことを言っていいんだろうかという不安も若干あったんだけど、誰もそれを見て何も言わなかったから、大丈夫なんだなあと(笑)。 |
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「海浜」はウ・リーグに賭ける情熱が結実した一冊ですね。 |
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椎名
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ちょっとマニアックにすぎるけどね。単行本になるのは不思議なことかもしれないくらい。
でも、オレは、この本が出たのは楽しいなと思った。 |
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理事長・椎名誠の揺れ動く心が面白かった。 |
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椎名
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うん。同時進行ドキュメンタリーだからね。
だけど作家としては、こんなことやっていていいのかっていう、アセル気持ちもどこかにあるんだよ。
ま、いいかって気持ちもあるんだけど(笑)。 |
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三冊とも小説じゃないから? |
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椎名
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そう。小説を書かないといけないんじゃないかって(笑)。 |
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じゃあ、「波のむこうのかくれ島」にこもって小説を書くとか。 |
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椎名
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そうだね。そういう反省を強いられる現象でもあります(笑)。 |
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とりあえず惑星直列現象だけは避けた方がいいかもしれない。 |
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椎名
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そうだなあ。なるべくダブらないようにはしたい(笑)。
でもね、「シーナの夏」っていうフェアのタイトルを誰かが考えてくれたわけ。こういうのもいいな、と思ってね。
三冊そろってのポップのタイトルとしてこれから書店に出るらしいんだけど。 |
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三社合同ポップ? |
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椎名
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そう。 |
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うちからも四月に『日焼け読書の旅かばん』という本が出ているんですけど。 |
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椎名
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そうだな。あれは黒本になるな。帯が黒いから(笑)。
黒本、青本、赤本、白本と(笑)。 |
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混ぜてもらえると嬉しい(笑)。 |
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椎名
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どさくさにまぎれて混ぜてもらおう(笑)。 |
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(終)
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