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プロフィール
■坪内祐三
(つぼうち・ゆうぞう)
評論家。
1958年、東京出身。
早稲田大学文学部卒業。
月刊誌編集部を経て文筆業に。
アメリカ文学、明治・大正文化史を研究。
著書●
『ストリートワイズ』『古くさいぞ私は』『文庫本を狙え!』 (以上、晶文社)、『シブい本』『文学を探せ』(文藝春秋)、『靖国』(新潮社)、『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』(マガジンハウス)
編著●
『明治文学遊学案内』『明治の文学』全25巻(ともに筑摩書房)
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Q1.坪内さんと三軒茶屋との縁というのは?
坪内:世田谷線の松原というところに実家があったから、三軒茶屋っていうのは子どもの頃からよく知ってます。実際に住み始めたのは1990年ぐらいだったかな。
Q2.日記の初心読者に対してお薦めの作品などは?
坪内:永井荷風の『断腸亭日乗』はいいかも知れないけれど、ただ、興味ない人は読まなくていいわけです。啓蒙的読書には反対ですから、人にこういうのから入りなさいなんていうのは全然興味ないですね。そういう意味でなく、面白い日記と言われれば、木佐木勝(きさきまさる)の木佐木日記全4巻です。
Q3.ライバルとしての笹塚日記をどう見ますか?
坪内:笹塚日記は大好きですよ。単行本は笹塚日記が先だったけど連載は僕の方が先で、それが目黒さんに刺激を与えた部分もあるみたいですね。そうだとしたら、僕の日記がきっかけとなってすばらしいものができたというのは、嬉しいです。
Q4.古本屋にいって、店主の方と情報交換などされるのですか。
坪内:まず、古本屋の店先ですごく常連ぽく店員と話し込んでる人たちというのはちょっとすれてる感じがしてあんまり好きじゃなかったから、基本的に僕は古本屋の人と親しくなりたいと思ってはいなかったんです。それと、結果として今はお店の人で友達がたくさんできましたが、その人たちとの会話は決して「情報」交換なんかではない。それはまるで逆の意味になってしまう。「情報」というと、この場合、単に欲しい本や探してた本が安く買えるという事柄をさすわけで、そうじゃなくて、僕が古本屋さんを好きなのは、もちろん巡り巡って役に立ったりすることもあるけれど、一見意味はなくても、知らなかった、あるいは世の中にはまだまだ訳わかんないことがたくさんあるな、という話に出会う空間としてなんです。
Q5.では、情報の逆を言葉で表すとすると何と言えばいいんでしょう。
坪内:それは、「寄り道」ですかね。 |
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