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| ■1月15日:第13回 |
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なーにが、荒ぶるだ、てやんでえ。 1月11日、国立競技場で関東学院大学−早稲田大学のラグビー大学選手権決勝を観戦して参りました。わしは早稲田出身の関東学院ファンという微妙な立場なもので、自分がどっちを応援するのかよくわからなかったんですが、始まってみたらひたすら頑張れ関東学院になってました。 結局、早稲田の勝利に終わりましたが、どうにもね、メディアのはしゃぎ方がカチンとくるんですわ。 おおざっぱに説明してみましょう。関東の大学ラグビーには以下のふたつのグループが存在し、それぞれ別々にリーグ戦をやっています。 ●弱くても人気と知名度だけはあるグループ……早稲田、明治、慶応など。 ●強くてもさっぱり人気がないグループ……関東学院、法政、大東文化など。 ちょっと極論でしたか。訂正します。 ●伝統と人気が売りの対抗戦グループ……早稲田、明治、慶応など。 マスコミにOBが多いため、一時的に弱くても、つまんないラグビーをしても、大きく取り上げてもらえる。優秀な選手が集まるので、強いことは強いが、実力以上にゲタをはかされやすい傾向あり。 ●新興勢力と虐げられた者のリーグ戦グループ……関東学院、法政、大東文化など。 かつて上記の組に「君のところは仲間に入れてやんないよ〜」とはじかれた大学や、新興の大学が集まっている。90年代以降、魅力的なラグビーをするチームが続々登場し、対抗戦グループを実力で凌駕する場面もたびたび見られるようになった。しかし、マスコミの扱いはちょぼちょぼ。 それで、どっちが好きかっちゅう話ですよ。 お粗末なラグビーをしても扱いだけは大きい代表格が早稲田であり、面白くて強いのに正当な扱いをされない代表格が関東学院でした。これは2年前までの話ですけど。 そんな状況が続き、やがて関東学院が「1強」として断然の実績を残すようになってようやく、世間の目もメディアの反応も、そろそろちゃんと評価しようぜ、早稲田や明治にばかり騒いでいるのはおかしいんじゃないかと、そういう空気に変わってきたわけです。長い雌伏の期間の末に。
清宮克幸『「荒ぶる」復活』(講談社)。 帯にはこう記されています。<長期低迷する早稲田ラグビーをわずか1年で変身させた清宮改革!> なんか納得いかんのだよなあ。長い時間をかけてやっとこさ歪みが是正されてきたところなのに、ひとりのカリスマ監督が登場した途端、あっというまに早稲田が復活し、世間もメディアも早稲田早稲田と大騒ぎですよ。どないやっちゅうねん。 そんでまた、早稲田が見た目に楽しいサントリーなラグビーをするもんだから気分は複雑です。これがつまんないラグビーだったら、けっ、と横を向いていればいいんだけど、つい身を乗り出して……いや、わしは意地でも応援せんぞ。 ただ、先日の決勝戦を見た限りでは、明らかに早稲田の力が上位に映りました。今季の関東学院は大学日本一にふさわしいチームとは思えなかったし、30点差くらいでアルティメット・クラッシュされても不思議はなかった。 FWは肝心なところで反則を繰り返し(早稲田のディフェンスが速いんでビックリ)、BKは外に余っている時に限って中にシザースで入ってくるし、ハーフ団はどうにも(以下自粛)。 それでも最終的にあれしか点差がつかなかったのは、連覇してきたチームと復活したてのチームの精神的な優位度の差によるものでしょう。まだ気持ちの面では関東学院が王者の位置にあり、早稲田は挑戦者の域を脱していなかった=自分たちが上だという自信を持ちきれていなかった、ということだと思います。 |
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