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スティーヴ本郷の「スポーツ観戦中毒者にスポーツ本は必要か」
 
■9月24日:第31回

  プロ野球のペナントの行方は日米ともに大方決まり、早くも暖炉リーグの話題がかまびすしくなって参りました。野球本の読書をするには、これからの季節が最適なのかも知れません。阪神ファンは読むものに困らないでしょうが。

Sports graphic Number ベスト・セレクション2
『Sports graphic Number ベスト・セレクション2』
ナンバ−編集部
【文春文庫plus】
本体 629円
  スポーツ・グラフィック・ナンバー編『Numberベストセレクション2』(文春文庫PLUS)を推薦しておきます。
 Number誌に掲載されたノンフィクションを十数本集めたもので、98年に単行本化され、今年、文庫化されました。このベストセレクション・シリーズは4巻まで出ていますが、野球のノンフィクションがいちばん豊富に収録されているのが、第2巻です。
 海老沢泰久が書いた西本聖の物語「嫌われた男」をはじめ、ヤクルトスワローズの初優勝を追った「昭和53年の熱狂」、あの1988年のロッテ対近鉄の最終戦を描いた「10・19の悲劇」などの作品が収録されています。

 最近この手のノンフィクションをものにする書き手がいなくなったねえ、そりゃそうだよ、苦労して時間をかけて取材したノンフィクションも、有名選手を1時間インタビューして書いた原稿も、原稿料は同じなんだから誰が苦労して取材なんてするかい、しかも有名選手のインタビューのほうが評判はいいんだぜ、書き手が育つわけないじゃん、とスポーツ活字の現状を嘆き、昔を懐かしみながら読むのも一興かと思われます。

 と、押さえるところだけ押さえて、以下は短歌日記です。あんたのは川柳だろうという声もちらほら聞こえてきましたが。

9/16(火)
「がんばれ」という万能の弾丸は撃ち方次第で水鉄砲に

9/17(水)
<U−22日韓戦、1対2完敗>
日韓のシュートの数を分けるもの民俗?歴史?教育?憎悪?

9/18(木)
レ点なる漢文用語を思い出す韓国蹴球選手の活字

9/19(金)
<娘たちに捧ぐハロプロ三部作>
迷いなき瞳に宿る自己愛を支えるあややの腹筋たくまし

9/20(土)
やぐっちの谷間に薫る綿帽子 摘み手はいずこタンポポの花

9/21(日) 
こわれゆくゴッホの苦悩をなぞる道 踊るゴマキのへそはヒマワリ

9/22(月)
鰻重と毒饅頭は似てるかも 幸子と辛子の悩み程度に

9/23(火)
山猫が好きという君を知るため一気読みする「BANANA FISH」は

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