告白します。私は、必ず自分の店で本を買うわけではありません。(店長ごめんなさい!)たまーにたまーにですが、職場まで待ちきれずに近所で買ってしまうし、市場調査という言い訳のもと、休日は新しい本屋さんを開拓しに出かけちゃったりします。だって楽しいんだもん。
新しい本屋さんに遊びに行くときは、必ずノベルスの棚をチェックします。一般に、ノベルスの売上は全体の1%から3%くらいでしょか。それほど高くない上に、好きな人にはすごく深いジャンルなので、手を抜けばそれなりに、マニアならマニアっぽく、売場に対する手間のかけ方やこだわりがにじみ出ています。ここの書店のスタッフには本好きがいるなあとかお客様の年齢層はこの辺かなあとかいろんなことがわかる訳です。
そんなノベルスの中でも、お店の棚の主力選手として(個人的に私の本棚でも)大変お世話になっているのが講談社ノベルスです。その粒ぞろいの作品の中でも最近ごひいきなのが、今回紹介する古野まほろです。
このシリーズ、1作目の「天帝のはしたなき果実」がメフィスト賞を受賞した時、発売前から話題になっていたのでした。
いわく、「今度のメフィスト賞はすっごい濃いらしいよ。」「久しぶりにレンガ本だって。」
※レンガ本:京極夏彦に代表される、まるでミステリーの凶器として使用できそうなくらい分厚い本のこと。
確かに濃かったです。確かにレンガ本でした。
私のような若輩者が申し上げるのもおこがましいのですが、ずーっと講談社のミステリーは強くて、そしてノベルスにライトノベル的要素を持ち込んで、さらに売上を取れているのも講談社で、それが融合された感じでしょうか。内容はネタバレになるので、詳しく紹介できないのですが、うんメフィスト賞だ。これこそメフィスト賞だ(←すごい誉め言葉のつもり)という出来です。文章は好き嫌いわかれるかもしれないけど、私は大好きです。
当分はシリーズ平台で売ります。これはちょっと読んでもらいたい。なんとか売上の数字をあげたい。売場で微力ながらプッシュしてますので、講談社様、是非是非続編を宜しくお願いします。
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