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yc voxワカバウォーク店 大熊江利子さん

2007年8月23日

『武士道シックスティーン』
『武士道シックスティーン』

【 文藝春秋 】
誉田 哲也
1,550円(税込)
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2連休を取って、「久しぶりだなあ」(←毎日本屋に行かないと落ち着かないタイプなのです。お店大好き)とウキウキしながら出勤するとアルバイトさんから一言。「この本、4冊はいって2日で売れちゃいましたよ。うちの店のお客様が好きそうな本だし、大熊さんも好きそうだから注文しときました。」

ふーん。スリップをみると確かに売れている。「武士道シックスティーン」かあ。武士道モノは時々メディアで紹介されるからはずせないアイテムだよね。若い人向けれアレンジした武士道の本かな?作者は・・・誉田哲也だ。(←中公ノベルスのジウシリーズ今売れています。)ってことは文芸かな?

気になって、帰りに近所の本屋さんに行って表紙を見てきました。すっごい目立っている真っ赤な表紙。剣道やってる女の子。帯には「ンメアァァーッ さあ始めよう。わたしたちの戦いを、わたしたちの時代を。」やばい、表紙見ただけでわかった。私きっと大好きだこの本。自分の店で買いたいので、2週間の我慢。

主人公は二人の女子高生。
磯山香織は、父親が神奈川県警の警察官で兄も剣道をやっていた剣道一家のサラブレット。武士道を愛読し宮本武蔵を尊敬するバリバリ武闘派剣道少女。
西荻早苗は日舞をやっていた延長で和のスポーツをやりたくて剣道を選ぶ。家庭の事情があり、最近苗字が変わった。部活は楽しくやりたい派。

物語は、磯山が剣道全中決勝戦での成績が気に入らず、憂さ晴らしに市民大会に参加するところから始まります。そこで対戦相手として出会った西荻に、実力から言うととられるはずが無いのになぜか2本とられて負けてしまいます。なぜ自分が負けたのか。磯山は西荻と同じ高校に進学し、もう一度自分を倒した強い西荻と勝負がしたいとつっかかります。

この本とにかく磯山が熱いです。頑固というか気が強いというか思い込みが激しいというか、ちょっと読んでいて恥ずかしいくらい。でも自意識過剰なところも青春の一形態ですよね。

8月にはいって、毎日本当に暑い。夏は暑く冬は寒いほうが本が売れるといわれているので、ありがたい夏です。そんなうだる暑さをはねのけるには熱い本を読むのが一番!クーラーはきって、だらだらと汗をかきながら読みましょう!読み終わったときには、きっと心の中で叫んでいるはずです。「ンメアァァーッ」

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