「MANZAI」4巻の文庫新刊を買おうと思ったのです。バッテリーの作者あさのあつこの書き下ろしで、映画化も決まり盛りあがっています。キーワードは男子中学生・女装・ロミオとジュリエット。可愛いお話です。で、「MANZAI」を買おうとして自分の店の文庫新刊棚に向かったところ、隣の文庫の帯が目に入ってしまったのです。
「青春スポーツ小説」
「北上次郎解説」
はいっ購入決定!レジ直行!売上貢献売上貢献。
(勿論「MANZAI」も買いましたよ)
それがこの本。「セカンドウインド1」です。
主人公溝口洋が自転車で走っているところから物語は始まります。雲見峠、急勾配の直滑降から直角に左に曲がるコーナー、何回も挑戦しては敗れてきたコーナーをクリアして自分の限界を超えてみたい。スピード感あふれる描写に思わずのめりこみます。
10ページぐらい読んで一息ついてそこまでの感想。
あれーこれなんか面白いなあ。
「バッテリー」や「一瞬の風になれ」や「サクリファイス」が好きな人は絶対好きだろうなー、っていうか私は大好きだなー。
それから一気に読み上げました。
自転車にのっているときのスピード感や、実業団南雲デンキ自転車部ジュニアクラブでの練習の模様、チームメイトとの衝突が描かれる第一部。クラブから一度遠ざかった洋が友達を得て大会に戻ってくる第二部。読み終わって、肩の力を抜いて、大きく息を吐きました。幸せのため息ですね。
第一部第二部と分かれていて、他のジャイブの文庫と比較しても明らかに厚みがある。これ、分けようと思えば2冊に分けられたと思うんです。500円くらいで。今は薄い本のほうが売れる傾向にあるから、出版社さんも迷ったのではないでしょうか。1冊で出してくれたことにありがとうといいたいです。
今月は「図書館革命」か「中原の虹」か新井素子の「ちいさなおはなし」を紹介したいと思っていたのですが、ふたを開けてみたら「セカンドウインド」で自分でもびっくりです。また青春?スポーツ?自転車?最近そればっかりじゃんと文句を言われそうですが、しょうがない。だって本当に面白かったんだもん!あーこの本売りたーい!頑張るぞー!
続刊を期待しています!
|