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面白い装丁や変わった装丁同士が対決!?

第十八回

『くらのかみ』
小野不由美
 著
講談社
本体2000円
装画・挿絵:村上勉
装丁:祖父江慎+阿部聡(cozfish) 

挿絵にフリガナと子供向けの本かと思いきや、これは大人のハートをわしづかみの装丁じゃ(ニヤリ)。
講談社「ミステリーランド」の第一回配本分です。穴のあいた函がついて、本体の背は布張り金文字の豪華版。中身の方もページは角丸になっていて丁寧な造りの上、文字の空間バランスが絶妙。懐かしさ全開の一冊。
勝手に好感度・・・★★★★★(これはぜひ手にとって見てください!)



第十七回
『どこにでもある場所とどこにもいない私』
村上龍 著
文藝春秋 本体1200円
ブックデザイン:鈴木成一 
『生病検査薬≒性病検査薬』
飯島愛 著
朝日新聞社
装丁:小田島等
目はチカチカ 心はドキドキ
書店で目をひく、蛍光ピンクとオレンジ。帯に目がとまる本も珍しい。帯がそのまま装丁と一体化している2冊、今回の装丁道場は「帯対決!!」と題せよう。大胆に表紙の大半を占めるピンクの帯に、裏表紙まで食い込むタイトル…帯対決勝者は飯島愛かな?
勝手に好感度・・・★★★★☆(装丁にも目をひくが内容にも興味津々)



第十六回
『FINE DAYS』
本多孝好 著
祥伝社 本体1600円
装丁:柳澤健祐 
装画:管弘志
この装丁のタテモノどこかでみたはずなんじゃが・・・
初夏のようなすがすがしい日、『FINE DAYS』。表紙はまさに本のタイトルそのもの。内容にもすがすがしさを味わえる期待がふくらみます。こんな週末の昼下がり、芝生に寝転がってのんびり本を読んだら気持ちよさそう・・・
勝手に好感度・・・★★★★☆(表紙カバーとのコンビネーションが抜群)



第十五回
『月の砂漠』
青山真治 著
角川書店 本体1600円
装幀:小山奈々子
月の光に吸い込まれそうじゃ
深い紺色のしっかりとした表紙タイトル上に、月が輝いている。
シンプルだけど表紙をはずすと、さっきまで月の光の役目をしていた砂漠が一面に広がっていて、これまたとても美しい。どんな物語なの?っと思わずページをめくってみたくなる一冊…。
勝手に好感度・・・★★★☆☆(トリッキーなつくりが、かわいらしい)



第十四回
『だれもあなたのことなんか考えていない』 ロジャー・ローゼンブラット 著/ 早川書房 本体1300円
『グズをなおせば人生はうまくいく』
斎藤茂太 著/ 大和書房 本体1400円
カバーイラスト:寄藤文平
それにしても最近のこの類の本はみんな似てる感じがするのはワシだけか?
自己啓発本二冊。出版社も違う、著者もアメリカ人と日本人とで違うのに、なんで同じデザイナーなんだろう?色使いもかぶってるし。たまたま書店で隣り合わせに置いてあったのでシリーズモノかと思いました。
勝手に好感度・・・★★☆☆☆(故意ならやりすぎ偶然ならお見事!)



第十三回
『テースト・オブ・苦虫』
町田 康
中央公論新社 本体1700円
アートディレクション&デザイン:
石川 絢[the GARDEN]
"苦虫"とはこんな姿をしてたんじゃのう。初めて確認できて満足じゃわい。
透明ビニールのカバーに目立つは歯ぐきも露わな女性の口元。思わずカバーを外して見てみたら、そこには....苦虫発見!?結構大きいじゃん。しかし苦虫を噛むときって、奥歯って感じがするんだけど、どうよ?
勝手に好感度・・・★★★★☆(紐の黄色がお気に入り)



第十二回
『作者不詳』
三津田信三
講談社ノベルス 本体1500円
ブックデザイン:熊谷博人
カバーデザイン:岩郷重力
いったい誰なんじゃろうなあ。
小口にばーんと刷られた“UNKNOWN”の文字がタイトルの『作者不詳』っぷりをアピール。ページの上下に入った黒いラインもステキ。 天も地も背も表紙も真っ黒の、ダークで怪奇な雰囲気がたまりません。
勝手に好感度・・・★★☆☆☆(いっそ著者名も匿名にしてほしかった!?)



第十一回
『愛だからいいのよ』
内田春菊
講談社 本体1580円
装丁:野田凪
わしはブロンドが好みじゃ!
そんなに顔に自信があるのか!と驚きを禁じ得ないこの装丁。この本が本屋さんにズラッと並べてあると、泣く子も黙るインパクトです。
4種類とも中身は一緒ですが、しおりの色と髪の毛の色がそろえてある所にデザイナーのこだわりが。
勝手に好感度・・・★☆☆☆☆(怖い。)



第十回
『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』
橋本治
新潮社 本体1800円
四六判変型
装幀=新潮社装幀室
こんなに凝った装丁をする人こそ、なにものなのか気になるぞい。
この単行本は、文庫本の写真がそのまま表紙になっています。「でも文庫本って、単行本が出た後に出るんじゃ・・・」と思ったあなたはスルドイ!出版社に問い合わせてみたところ、じつはこの本、まだ文庫本になっていないそうです。ニセの文庫本までつくっちゃうなんて、なかなか手の込んだ装丁です。
勝手に好感度・・・★★★★☆(すっかり騙されました!)



第九回
『赤と黒』
南伸坊
白水社 本体1400円
写植・版下=ブライト社[椿公夫]
赤いスピン(紐しおり)が欲しいなぁ。
真っ向から「赤と黒」。シンプルな配色にすっきりと配置された明朝体。カバーを外すとこれまた潔く、さらに紙の手触りが心地よい。中の絵も文字も赤と黒でめりはりパンチ!何気なく、でもちょっとこだわったこの姿に、ついついニヤリとするのです。
勝手に好感度・・・★★★★☆(内側のページより一回り大きい表紙が◎。)



第八回
『イン・ザ・プール』
奥田英朗
文藝春秋 本体1238円
Photography Eizi Suzuki
Digital art Hiroshi Masuda
Art direction+design Kentaro Ishizaki
細かいキラキラのラメが入っていて幻想的なんじゃ。
涼しげな暗いプールに沈みゆく(?)あかちゃんが印象的な表紙。さわやかな装丁とうらはらに爆笑内容のギャップが面白いです。さて、このあかちゃんはいったい何メーター地点にいるのか!?
勝手に好感度・・・★★★☆☆(プールに行きたくなります)



第七回
『ルール』
古処誠二
集英社 本体1600円
装幀 松田行正+澤地真由美
わしの頭よりピカピカの表紙じゃな。
白地に一面銀箔で、題字と著者名は下の方に小さくあるだけ。まるで鏡です。表紙は読者自身ということでしょうか。戦争を題材にしているだけに、この小説は他人ごとじゃないと突きつけてくるようです。(深読みしすぎ?)
勝手に好感度・・・★★☆☆☆(気をつけないと指のあとがぺたぺたと…)



第六回
『禁煙の愉しみ』
山村 修
新潮OH!文庫 本体486円
装幀:新潮社装幀室
わしのタバコにもぜんぶ錠前つけて欲しいの〜!キーはあずかっとくがの・・・。
ハードなハイライトを彷彿とさせるタバコのふたにがっちりとロックがかかっています。まさに「禁煙」てイメージです。でもそれが本当に愉しみにつながるものかどうかは表紙からだけではわからない・・・。
勝手に好感度・・・・・★★★☆☆(直球って感じで好きです)



第五回
『ハードロマンチッカー』
グ スーヨン
角川春樹事務所 本体1800円
何だかトクした気分になる表紙じゃのう。
全面キラキラと輝くゴージャスな表紙が、本屋さんで物凄い存在感をアピールしていました。昔はやった某シールを彷彿とさせる装丁です。作品のパワーが表紙から伝わってきます。でも、どうせなら腰巻きもキラキラにしてほしかったなあ。
勝手に好感度・・・・・::★★☆☆☆(ちょっとタイトルが読みにくいかも…)



第四回
『愛蔵版 ガムテープで風邪が治る』
詩 水戸浩一
編著 枡野浩一
新風舎 本体1400円
表紙デザイン こじままさき
本当にガムテープで風邪が治ったらいいのう。
透明なカバーの下には、真っ白な表紙と真っ白な帯が。一体何のため
の帯だろうと思ったら、その下にこの詩集ができるまでのいきさつが
ビッシリと書かれてました。何とも不思議な雰囲気の漂う一冊です。
勝手に好感度・・・・・:★★★☆☆(帯の下の字が透けちゃってるのが残念!)



第三回
『変』
米澤敬
牛若丸 本体2800円
造本:松田行正
131mm×179mm 四六判
この本の装丁には他にもいろいろ仕掛けが隠されているそうじゃ。気になるぞい。
オレンジ色のインパクトが強烈なこの本。表紙がカーペットのような生地でできていて、そこに空いている奇妙な穴から「変」というタイトルが顔をのぞかせています。おまけにプラスチックのカバーまでついているという凝りよう。こんなに目立つ本もめずらしいのでは?
勝手に好感度・・・・・:★★★★☆(部屋のインテリアにいかが?)



第二回
『いんげんだもの』
清水ちなみ
扶桑社 本体1238円
装丁:あおやまとしかつ
22cm/四六判
『にんじんだもの』もあるらしいですぞ。インパクトはありますな。
『にんげんだもの』と思って手に取ればインゲンだった。これでビールを一杯やりたいなぁ。中味も相田みつをに負けず劣らずの格言揃い。ちょっと筆をとりたくなった一冊。特にp169に賛同。
勝手に好感度・・・・・★★☆☆☆(インゲンの写真は必需品!)



第一回
『神は日本を憎んでる』
ダグラス・クープランド
角川書店 本体2200円
装丁:コンコルドグラフィックス相馬章宏
22cm/四六判
プラスチックのカバーにブラインドのような黒線が入っているのじゃ。それをずらすと・・・
なにやら示唆にとんだイラストが・・・
透明カバーをずらすと日の丸がドクロマークに。サブカル系青春小説にぴったりのキュートでポップ(死語?)な仕上がりになってます。中身のほうも表紙に負けず不思議なイラストや写真がてんこ盛り。ビジュアルブックと見てもおもしろい!?
勝手に好感度・・・・・★★★★☆(表紙上のオレンジのステッカーが惜しい!)


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