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うりこみ堂

本の影武者的存在だが、いちばんその本にほれ込んでいるはずの編集者や営業マン。当「うりこみ堂」では毎月テーマにあった挑戦者にご登場願い、その本への愛を猛烈にアピールしていただく。果たして最強のうりこみ者は?
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第1回 【シオドアスタージョン】対決だぁぁ!(更新日 : 05年09月)


晶文社から『海を失った男』が出版されて以来、一気に再評価の熱が高まったシオドア・スタージョン。今回は機を同じくして出版された2冊の本を、担当編集者にどーんとアピールしていただこう!


国書刊行会編集部 樽本周馬さん
河出書房新社 営業部 伊藤靖さん
意気込みコメント
お宝グッズ/『『ヴィーナス・プラスX』の原書はこんな表紙だ!<最高に変なSF>という宣伝文句が!?』
『ヴィーナス・プラスX』の原書はこんな表紙だ!<最高に変なSF>という宣伝文句が!?
『ヴィーナス・プラスX』は<スタージョン度100%>のユートピア/ジェンダーSF。奇作が揃う<未来の文学>シリーズの中でもとっておきの問題作。カバーが何故かパンク仕様ですが、中身もパンクなのです。
意気込みコメント
お宝グッズ/『できたてほやほや。次回配本の “奇想コレクション”シリーズ『どんがらがん』の表紙画像だ!』
できたてほやほや。次回配本の “奇想コレクション”シリーズ『どんがらがん』の表紙画像だ!
最近評判のスタージョンの傑作短篇集です。とくに表題作の「輝く断片」。泣けます。非モテ文学・キモメン文学の最高傑作! ブ男(ブ男すぎて軍隊にも入れない)が瀕死の女性を助け…って話。ブ男でなくても感動もの(たぶん)。
オススメコメント
ヴィーナス・プラスX 『ヴィーナス・プラスX』
シオドア・スタージョン(著)

【国書刊行会】
\2,310 (税込)
ISBN - 4336045682


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男が目を覚ましたのは、謎の世界レダム。銀色の空に覆われ、荒唐無稽な建物がそびえ立ち、奇天烈な服を着た<男でもなく女でもない>住人たちが闊歩している世界だった! 異空間での冒険とアメリカの平凡な家庭生活の情景を絶妙に交錯させながら、愛と性の枠組みをラディカルに問い直したスタージョン入魂の長篇作。原書刊行時(1960年)には異色かつ先鋭的であっただろうジェンダーの問題は、今現在読んでこそリアルなテーマとして読むことが出来るはず。今回対決する『輝く断片』は正味の話、本当に傑作揃い。それに比べて『ヴィーナス』は冗長な部分もあるし(途中の大演説でくじけないで!)、古びている描写もある。しかし!本作はSFで常に<愛>というテーマを独特な形で表現してきたスタージョンのいわば集大成的作品で、闇雲に熱い主張がこれでもかと詰まっています。一気に読むとクラクラする、それがいい!
 
 
オススメコメント
輝く断片 『輝く断片』
シオドア・スタージョン(著)

【河出書房新社】
\1,995 (税込)
ISBN - 4309621864


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本書は、〈奇想コレクション〉という、ちょっと不思議なお話の海外文学を集めたシリーズの1冊で、このシリーズには、もう1冊のスタージョン傑作選『不思議のひと触れ』(一部では、ロマンチックSF傑作選とも呼ばれています)もあります。ちなみに、スタージョンのお嬢さん、ノエル・スタージョンさんが来日した際、本屋さんでこの『不思議のひと触れ』をみつけ、パパの本がある! と喜んでデジカメで撮影して帰ったそうです。
さてシリーズ次回配本は、あの殊能将之さんが編者となっての、アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』。ここでは本邦初、カバー装画をご紹介。描くは松尾たいこさん。10月刊行です。よく〈奇想コレクション〉は〈未来の文学〉と比べられるんですけど、思いっきりカバーの方向性が違いますね。『輝く断片』と『ヴィーナス・プラスX』も、おんなじ著者の本とは思えない……。
 

さぁ、あなたはどっちの本を読む!


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